みか
こんにちは。以前もお世話になりました。
左足原発性リンパ浮腫LVA後の34歳です。現在妊娠3ヶ月なのですが、相談させてください。
妊娠するとお腹も大きくなり、むくみの悪化が怖いところです。妊娠にあたり何か注意点はありますか?体重コントロールと蜂窩織炎に注意すれば良いのかな?と思うのですが…産科の助産師さんに聞いても、見たことがないようで…
弾性ストッキングについてですが、現在はジグバリスのコンフォート、コットンの片足ストッキングSを着用しています。今後、自分のお腹がどれくらい大きくなり、むくみがどれくらい酷くなるか予想ができません。事前に弾ストを揃えようにも、サイズの計測ができませんし、そもそも海外製品なので注文から手元に届くまで1〜2ヶ月かかる状態です。どのように予測して買い揃えておけばいいでしょうか?
よろしくお願いします。
みか様
越屋スタッフです。
この度は、ご相談を戴きましてありがとうございました。
弊社と連携させていただいております医療従事者様からの回答を下記にてご連絡させて戴きます。
尚、掲載文字限度の都合上、2回に分けてご連絡させて戴きますので、ご了承の程お願い申し上げます。
ご参考戴けますと幸いでございます。
↓
みかさま
こんにちは。以前ご相談くださったことを覚えております。
このたびは、ご懐妊、心よりおめでとうございます。
妊娠中は、血液量の増加やホルモンの変化、お腹が大きくなることによる骨盤内の静脈・リンパ管への圧迫などから、妊娠前より脚のむくみを感じやすくなることがあります。
ただし、原発性リンパ浮腫がある方すべてに、大きな悪化が起こるわけではありません。
大切なのは、変化を早めに捉え、その時々の状態に合わせて対応していくことです。
ご自身で考えていらっしゃるとおり、急激な体重増加を避けることと、蜂窩織炎を予防することは大切です。
そのほかにも、次の点を心がけてください。
・現在行っているスキンケアと弾性着衣の着用を、無理のない範囲で継続する
・長時間、立ち続けたり座り続けたりせず、こまめに足首を動かす
・体調がよい日は、歩行など妊娠中に許可された軽い運動を取り入れる
・休むときは、脚を少し高くする
・靴下や衣類の食い込み、弾性着衣による痛みやしびれ、皮膚の変色がないか確認する
・足趾間を含め、傷や水虫などの感染につながる皮膚トラブルに注意する
弾性ストッキングについては、今後のむくみ方や体型の変化を正確に予測することは難しいため、先のサイズを想定して何足も買い揃えることは、あまりおすすめしません。
現在着用されている片脚用のストッキングが、ずれたり食い込んだりせず、脚に適合しているようでしたら、まずは同じものを継続してよいと思います。
洗い替えが不足している場合には、現在のサイズを1足追加しておくことは選択肢になります。
一方、太ももの周径やむくみの範囲が変わってきた場合には、その時点であらためて計測し、次の着衣を検討します。納期が1~2か月かかるとのことですので、妊娠中期以降は定期的に脚の状態を確認し、「きつくなってから注文する」のではなく、変化が始まった段階で早めに採寸・発注できるようにしておくと安心です。
お腹まで覆うパンティストッキング型が必要になった場合には、腹部に圧迫をかけず、お腹の成長に合わせて伸縮するマタニティー仕様の製品があります。
既製品ではいくつかの企業でマタニティー対応品があり、特注品ではベーテル・プラス社が取り扱う「JUZO エキスパート」なども候補になります。
JUZOには、腹部を圧迫せずにお腹の成長に対応する仕様があります。
ただし、現在のような片脚のストッキングで管理できる場合には、必ずしもパンティストッキング型へ変更する必要はありません。
圧迫圧や製品の種類は、妊娠を理由に自己判断で変更せず、脚の状態を確認したうえで決めることが大切です。
可能でしたら、妊娠中期に入る頃に、現在の周径、ストッキングの適合状態などを教えていただけましたら、
今後の発注時期を一緒に考えることもできます。
なお、次のような症状がある場合は、通常のリンパ浮腫の変化と自己判断せず、速やかに産科または医療機関へご相談ください。
・片脚が急に強く腫れ、痛みや熱感がある
・発赤、発熱、悪寒など蜂窩織炎を疑う症状がある
・息苦しさや胸の痛みがある
・顔や手も含めて急にむくみが強くなった
・強い頭痛、目のちらつき、血圧上昇などがある
出産時や産後は、長時間同じ姿勢になることや活動量の低下によってむくみが変化する可能性があります。
産科の先生や助産師さんにも、「左下肢に原発性リンパ浮腫があり、LVA後で弾性ストッキングを使用していること」を、母子手帳やバースプランなどに記載しておくと安心です。
まずは、先のことを心配してたくさん購入するよりも、現在の状態を保ちながら、妊娠経過に合わせて早めに計測・調整していくことがよいと思います。
どうぞ無理をなさらず、何か変化がありましたらいつでもご相談ください。